まさに弾き語り

おおはた雄一1st「すこしの間」。

全編殆どアコギ弾き語りのアルバムで、ソロライヴやるときは、出かける前に必ず聴いてます。

とにかくギターが上手い。

そして優しいヴォーカル。

かつて八王子にあったル・ジタンというライヴバーで、デビュー前によく歌ってたそうです。

ル・ジタンには、僕も上京当時よく通ってました。

年末にギター抱えて遊びに行って、終電間際まで飲んでたとき、イベント帰りだというお兄さんがギター出して歌い出しました。

それがめちゃくちゃ上手くて、凄く印象に残ってます。

あれ、おおはたさんだったんじゃないかなぁ。

勝手にアコギの師匠と仰いでます（笑）。

マーティンのアコギが欲しくなる一枚

「アンプラグド～アコースティック・クラプトン」。

CDも出てるけど、全く同じ内容でDVDも出てるのでDVDの方がお勧めかな、と。

なぜなら、この頃のクラプトン、あまりにも渋くてカッコイイので。

ジョニー・デップかと思いますね、この佇まい。

そしてマーティンのアコギがよく似合う。

ギブソンのアコギを買いに御茶ノ水に行ったとき、マーティンにするかギブソンにするか、めちゃ悩みました。

ルックス的にギブソンが良かったので、結局ギブソンにしたんですけど。

愛息を事故で亡くしたばかりのクラプトンが、追悼の想いを込めて書いた「ティアーズ・イン・ヘブン」が感動的だけど、古きよきブルースのカバーが、個人的にはグッときます。

「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」とか最高。

やっぱこれは映像を観てもらいたいですね♪

今日はこれ

ポール・マッカートニー「タッグ・オブ・ウォー」。

テイク・イット・アウェイという曲が大好き。

こんな感じのエイトビートの曲が書きたくて、何回もチャレンジして、まだ出来てない（笑）。

シンプルで、美メロで、途中で転調もあって、コーラスが凝ってて、いかにもポールな作品です。

スティービー・ワンダーとのデュエット「エボニー・アンド・アイヴォリー」も入ってます。

ジョン・レノンに捧げた「ヒア・トゥデイ」も感動的。

名曲テンコ盛りでお腹一杯な一枚です。

個人的には夏を感じる一枚。

夏に買ったからかな。

勢い溢れる一枚

奥田民生1stソロ「29」。

ユニコーン解散後、満を持して発表されたアルバムです。

今改めて聴いてみると、小室ファミリー全盛期にこれがヒットしたというのは、やっぱ凄いことだなぁ、と。

全然流行りと違う、王道ロックなアルバムなんです。

シングルとして発売されたのは「愛のために」「息子」。

「愛のために」はミリオンセラーになりました。

「息子」なんて地味だしサビらしいサビもないし、これもそこそこ売れてるんだから、とんでもないことです。

今色んなバンドがヒットチャートを賑わせてるけど、それの下地を作ったアルバムですね。

日本でも本格的なロックがヒットする、ということを証明した作品。

このとき民生さん29歳。

スゲー。

また一人

フジファブリックの志村正彦さんが急逝しました。

まだ29歳。

デビュー曲の「桜の季節」を、事務所の先輩でもある奥田民生さんが、広島球場での弾き語りライヴでカバーしてたのを聴いて、良い曲書く人だなぁ、と思ってました。

その曲だけしか聴いたことはないんだけど、rockin'on japanによくインタビューが載ってて、それをよく読んでたので、あまり曲を知らないとは言えショックです。

ついこないだbridgeという雑誌で奥田民生さんと対談してて、その中で30歳以降の展望についても軽く触れてて、まだやりたいこと沢山残しての逝去なのだな、と。

これを機会に、何か一枚アルバムをじっくり聴いてみます。

悲しい機会ではあるけれど。